アルミニウム板を飴のように伸ばして膨らませ、複雑な形に成形します。


身近にある食品パッケージやペットボトルなどは樹脂のブロー成型品です。

温めると伸びるという樹脂の性質を利用して風船のように膨らませ成形しています。


樹脂成形と同様にアルミニウム板もブロー成形できます。


通常は少しの伸びで材料板が破断してしまい成形できませんが、

超塑性という現象を利用すると飴のように伸びて破断しません。

この性質を利用してアルミニウム板をブロー成形します。


材料を空気で金型へ押し当てるブロー成形は、

プレス工法で不可能な複雑形状を1回の成形で実現します。


超塑性ブロー成形にはスプリングバックがありません。


材料には曲げても少し戻ってしまうスプリングバックという性質があります。

このためプレス成形したパネルは金型と若干異なった形になっています。

さらに製品にするため不用な部分を切り取るとスプリングバックにより

プレス成形した形からも変わってしまいます。

完成した形が設計した形状になるよう時間をかけて金型を調整しています。

通常は複数のプレス工程で形を作るため調整作業に期間がかかります。


スプリングバックの無い超塑性ブロー成形では

金型の調整期間を大幅に短縮することができます。